SEOで狙いやすいロングテール戦略とは?
SEO対策を行い、時間と経費を使って、ビッグワードで上位表示されたとしても、検索エンジンのアルゴリズムの変更などで順位が落ちてしまう可能性があります。順位を下げないようにするためにどんな方法があるのでしょうか?
ここではその一つの方法として、ロングテール戦略について、説明をしていきます。
ロングテールとは何か?
ロングテールとは元々、ネットショップの戦略として良く用いられるもので、アメリカWired誌の編集長であるクリス・アンダーソン氏によってロングテール理論が提唱されました。
販売数の少ない商品でもアイテム数を増やすことで、全体としての売上を上げることをロングテール理論とし言います。販売数の少ない商品でも多数の種類を揃えておけば、結局は売上増になるという考え方なのです。これをSEO対策に応用したのが、SEOのロングテール戦略です。
SEOに当てはめると、検索数の少ないキーワードでも、複数のキーワードを複合的に使ってたくさんのコンテンツを作成することで、検索エンジンからのユーザーのアクセスが見込めるのです。
SEOにおける、ロングテールキーワードとは?
基本的に、検索回数の少ないキーワードを、「ロングテールキーワード」言います。検索回数が少ないキーワードでも数が多くなればサイト全体のアクセス数を増やすことができるのです。
複合キーワードを使って、ロングテール戦略を行う
複合キーワードとは2語以上のキーワードを使って検索されるキーワードのことです。
一般的に、ビッグワードのみで検索するオーガニック検索(ナチュラル検索とも言う。広告などの有料部分を含まない検索部分の事)のユーザーは20%、複合検索を行うユーザーは、80%と言われています。
ロングテール戦略を使い、検索数が少なくても、一定数はあるキーワードで、競合が少ないニッチワードを使い、100ページ以上のページにSEOを行うことで、検索ユーザーの80%ほどが、ニッチキーワードの検索で訪れることになるのです。
ロングテール戦略のメリットとは
簡単に3つのメリットを挙げます。
- 競合が比較的少ないため、上位表示されやすい
- ページごとに集客できるので、ホームページの全体で見ると順位変動の影響が少ない
- キーワードを絞り込んでいるので、コンバージョンに結び付きやすい。
SEO対策を行う際に、着実に上位表示を狙えるロングテール戦略を理解して、活用しましょう。
関連キーワードを理解しSEO対策に活かす
関連キーワードとは、Yahoo!検索や、Google検索で、キーワードを入力したときに表示されるキーワードです。例えば、マンゴーと入力するとマンゴーのほかに「切り方」「栽培」などと、自分が入力していない単語が表示されているのをご覧になったことはありませんか?
この関連キーワードは、Yahoo!の検索とGoogleの検索では表示されるものが異なります。SEO対策としては、それぞれの検索エンジンで表示される関連キーワードを使い、上位表示させるページを作成することで、ロングテール戦略に活用することができます。